東方諸国記にある琉球(レキオ)

岩波書店の大航海時代叢書 第Ⅰ記(全11巻)の第5巻「東方諸国記 トメ・ピレス」に私達沖縄県(琉球)の記述がありますので、紹介します。

トメ・ピレスは、1511年ごろインド、マラッカで得た情報を元に、マラッカでこの本を諸筆したとあります。

琉球に関する記述を紹介します。

レケオ人の島

「レケオ【琉球】人はゴーレスと呼ばれる。かれらはこれらの名前のどちらかで知られているが、レキオ【レケオに同じ】人というのが主な名前である。(中略)マラヨ人はマラカの人々に対し、ポルトガル人とレキオ人との間には何の相違もないが、ポルトガル人は婦人を買い、レキオ人はそれをしないだけであると語っている。」
「レケオ人は、かれらの土地には小麦と米と独特の酒と肉とをもっているだけである。魚はたいへん豊富である。かれらは立派な指者師であり具足師である。かれらは金箔を置いた筥やたいへん贅沢で精巧な扇、刀剣、かれらの独特のあらゆる種類のたくさんの武器を製造する。」
「われわれの諸王国でミラン【ミラノ】について語るように、シナ【中国】人やその他のすべての国民はレキオ人について語る。かれらは正直な人間で、奴隷を買わないし、たとえ全世界とひきかえでも自分たちの同胞を売るようなことはしない。かれらはこれについては死を賭ける。」

私たちの先祖は、なかなかの人物だったようですね。

またこの本では補注で「レキオ人に関するコメンタリオスの記述」も紹介されています。
その他にも、レキオ人はどの商品を持ってきてどの商品を持って帰るのか。そして日本のことついても少しかかれています。
念の為に書いておきますが、ここで記述のある刀剣類やその他のものは日本からの輸入品であろうと、訳者が文節注で述べています。
単なる歴史的な資料としてだけではなく、読み物としても大変おもしろいので機会があれば是非読んで見てくださいね。

ちなみに、この時代は沖縄の黄金時代、第二尚氏王統、尚真の時代です。
尚真は第二尚氏の基礎を築いたとされる人物です。